@article{oai:nagajo-junior-college.repo.nii.ac.jp:00000037, author = {吉岡, 由美}, journal = {長野女子短期大学研究紀要}, month = {Dec}, note = {application/pdf, 小・中学生をとりまく食環境は、近年大きく変化している。学校給食についても、その存在について賛否両論ある。果たして学校給食を通しての教育的指導は必要のない時期にきているのかどうか、現状を把握するため、長野県内の公立小学校・中学校に通う児童・生徒950名を対象として質問紙法により、調査検討した。調査項目は給食に対する意識と態度、学校及び家庭における食品・食物の嗜好と摂取状況等である。結果は次のとおりである。(1)給食の嗜好状況については、ご飯類と麺類は嗜好度が高く、ついでパン類であった。米離れと言われているが学校給食の状況からはそれは見られなかった。給食に出る好きなおかずは、全地域でハンバーグであり、鶏の唐揚げとフランクフルトは、長野市を除く地域で嗜好度が高かった。ししゃも焼きと酢豚は、他に比べると嗜好度が低かった。この嗜好は20年程前からずっと変わらない子どもたちの嗜好である。地域差がみられた献立は、鶏の唐揚げ、フランクフルト、ポテトサラダで、長野市と他の3地区との間に差が見られた。長野市は鶏の唐揚げとフランクフルトの嗜好度が低く、ポテトサラダの嗜好度は高かった。漬物は、なすの塩漬けの嗜好度が低く、たくあんは「大嫌い」の割合が高い一方で「大好き」も高い割合になっている。汁物は、すまし汁の嗜好度が低かったが味噌汁、豚汁は嗜好度が高かった。デザートは、嗜好度が非常に高かった。学年が進むにつれて好きな食品が減り、好きでも嫌いでもない食品が増える傾向にあり、献立の嗜好度は、高学年の方が低学年よりも低いことがうかがわれた。(2)給食に対する意識と態度では、嫌いなものが出た時に、我慢して食べている子どもは48~100%で、高学年の方が低学年より残す傾向にあった。男女、地域に差はみられなかった。偏食が矯正された意識をもっている子どもは15~94%の巾があり、その意識は低学年の方が高い。高学年で矯正意識が低率なのは、長期間の給食によって嗜好意識が慢性化しているためと考える。}, pages = {135--148}, title = {小・中学生の食事状況(第1報) : 学校及び家庭における食品・食物の嗜好と摂取状況}, volume = {8}, year = {2000} }